竜王戦スタート
羽生竜王の挑戦者に広瀬八段をむかえて、将棋の第31期竜王戦七番勝負がいよいよ始まりました。
羽生竜王のWikipediaを見たのですが、昨年以降、王位、王座、棋聖の防衛に失敗し、とうとう竜王の一冠のみになりました。昨年から勝率も落ち始めたようで、心配です。いよいよ正念場と言ったところでしょうか。
幸先の良いスタート
11日~12日に行われた第1戦は、羽生竜王の勝利。
家に帰ってから、日本将棋連盟の竜王戦中継サイトから棋譜を見ました。
終局の場面だけ見ると羽生竜王が圧勝したように見えます。実際は、90手目から始まった広瀬八段の猛攻をうまく凌ぎました。薄かった自陣の囲いが見事なまでに鉄壁となり、広瀬八段の2枚の竜を下段に押し込めました。
見事な受けだったと思います。プロの将棋なので、一方的に攻められることはないとはいえ、久しぶりに羽生竜王の強さを感じさせられた将棋でした。
マスコミの話題になること間違いなし
タイトル通算100期も無冠転落も、マスコミの話題になるでしょう。羽生竜王の無冠転落は確かに寂しい。何と言っても、王座だけでも19連覇を含め獲得26期。人生48年のうち半分以上は「王座」のタイトルを持っていたのです。それだけでも、羽生竜王の凄さがわかると思います。
初戦は敗退でしたが、広瀬八段がこのまま土俵を割るとは思えないので、白熱した竜王戦を楽しめるのではと思っています。